Hello!!!!!! Buona tavola Tricolore ボナ タボラ トリコローレ

岐阜県大垣市にあるイタリアンベースの美味しいお食事とワインのお店です。

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第33話

第31話
第32話


たけるは、はっとし駆け足で黒い衣服の女性の接客に厨房を出た。


俺はパテのレシピが気になって、たけるに聞きたいがたけるはなかなか戻ってこない。
でも、きっとレシピなんてない。
俺も俺の料理はインスピレーションに任せている。
いい意味で同じ物は作らない。
最近は、だいたいの料理はだいたいレシピが分かるが、たけるのハンバーグは奥深くかつ斬新な味がする。前に言ってたシナモンの隠し味が聞いているのか?

そんな事を思っていると、なぜかたけるは浮かない顔をして戻ってきた。

「どうしたんだ?」

「いや、別に何でもないよ。 注文にコーヒーを頼まれたんだ。」
と厨房に入っていった。


コーヒーを出し、たけるは戻ってきた。

「あのさ、たける。秘密かもしれないけど、ここのハンバーグのレシピ教えてくれないか?」

「あ、ああ・・・」
たけるは、また上の空でから返事をして、丸い窓際の席のスーツの男と黒い衣服の女性を見ていた。

「なあ、どうしたんだよ。」

と言うと、たけるは我に返り
「ああ、あレシピな。えーえーと。

ちょっと今日は疲れたんだ。最近忙しくてな。ははー。」と引きつった笑顔と言うか、たけるの笑顔ではない笑顔で厨房に逃げるように行ってしまった。



暫くすると、スーツの男が立ち上がり店の外へ出て行った。
そして、黒い衣服の女性がレジの方へ来た。

「おーい。たけるお客さんだぞ。」


たけるは、レジに行きなにか話をしている様だ。
女は店を出ると、たけるは「ありがとうございます」とも言わず下を見たまま立ち止まっている。

「どうしたんだよ。たける。」
と俺はレジに向かった。
2枚の封筒をたけるは持っていた。
「なあ、たける。」


すると奥の席から、あの男の子は立ち上がり走ってきた。
ものすごい形相で、突っ込んでくるかの様に走ってきた
小銭をレジに投げ込むと、ふわっと立ち止まり急に倒れた。

「おい大丈夫か」と俺は男の子を抱えようとすると、頭を振りこちらを見ず立ち上がり店の外へ出て行った。


「あの野郎」
俺は、追いかけようとすると

「大河待ってくれ。」



俺は立ち止まり、たけるに聞いた。

「さっきからどうしたんだよ。たける。あの女と話してるくらいからおかしいぞ。」


たけるは、深い深呼吸をし話し始めた。
「よく分からないんだ。

あの女性の名前はヨルって言うんだって。ここであった夜の出来事は何でも知っているって言うんだ。あの人俺の名前を呼んだんだよね。あの人、前に来たことはある。来たことはあるが、その時はしゃべってないんだ。 
何か狐に摘まれた様なおかしな話だけど…。

それから、後は・・。 言ってる事は分かるけど理解出来ないんだ。 ほら一緒にスーツの男性がいただろ。あの人を世界だとか。私はあの人の一部だとか、作られたとか・・。

参ったよ。おかしな人って言っちゃいけないけど。さすがにびっくりした。
それから、これ。」

封筒を出した。

「さっきいた男の子にわたしてほしいって。もう1枚は俺に。

なにか、あの人。記憶が消えるだとか。何か探せだとか。じゃないと、皆が消えるって。
何かに影響されてるのかな?
2人とも真っ黒な服だし。
まあ、名前なんて調べようと思えば調べられるか」


「なんだよそれ。たける。少し休憩しようか。水でもくんでくるから、座って待ってろよ。」


そう言い、俺は厨房に入った。




  1. 2009/06/27(土) 22:34:17|
  2. a novel (coffee cup)
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